インドのロシア産石油の輸入量は過去最高を更新、割安な原油が結びつきを強固に

　６月のインドのロシア産石油の輸入量は日量９５万バレルと過去最高水準を更新した。ウクライナで軍事行動が始まった後、ロシア産石油が割安となっていることから、ロシアとインドの経済的な関係性が一段と強まっている。インドは世界第３位の石油輸入国で、エネルギー需要は旺盛。

　西側が検討しているロシア産石油の輸出価格抑制に向けて、インドなど非西側の判断が成否のカギを握っている。これによってより安価にロシア産石油を購入可能になると米国は指摘しているものの、インドの立場は今のところ不明。

MINKABU PRESS