岩谷産に再評価余地、国内有力証券は投資判断「A」を継続
岩谷産業<8088.T>に再評価余地が指摘されている。岩井コスモ証券は29日、同社株の投資判断「A」と目標株価8150円を継続した。22年3月期の連結営業利益は前の期比36.5%増の400億7600万円となった。LPガスの販売数量増や市況高が業績を押し上げた。23年3月期は市況要因のはく落が予想されることから同利益は前期比12.7%減の350億円の見込み。同社の中期経営計画(22年3月期~24年3月期)では、3年間で1500億円の投資を計画し、そのうち600億円を水素事業に割り当てる方針。水素事業は全体の売上高に占める比率はまだ小さいものの、30年には20年比で約10倍の規模に成長する見込み。LPガスの市況要因の影響には注意する必要があるが、同社の中期的成長性を評価して、投資判断と目標株価を据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
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