注目のFOMCが終了しました。
政策金利の引き上げは0.75%と、市場予想通りとなり、株式市場はいったんリバウンド局面に入りました。
日経平均は5営業日ぶりに反発し、一時は前日比+600円を超える場面もありましたが、主力株には戻り待ちの売りもでて、上げ幅を縮めていきました。16日の日米の株価の戻りの悪さを考えると、リバウンドは短期的で終わり、再度下値を模索する展開になるかもしれません・・・
というのも冷静に考えると今の相場のテーマは【インフレ】です。資源高により物価が急激に上昇しており、物価上昇を抑えるために金利が引き上げられました。
ただ、金利が上がることで物価上昇は抑えられるものの、その次の段階としては【景気悪化(企業業績悪化)】が懸念材料として注目されるはずです。ですので次の四半期決算発表で企業業績がどのくらい弱くなるかが注目点になってくるでしょう。
この「インフレ」と「景気悪化」は表裏一体です。FRBは金利の引き上げを行いながらインフレを抑制し、かつ景気悪化も避けなくてはいけません。これはなかなか至難の技でしょう。
このように考えると、今の日本株、米国株はリスク資産である株を買おうという投資家は少なく、FOMC通過後は「短期的にはリバウンドがあるものの、中長期では引き続き下落トレンド継続」の流れが濃厚かと考えています。
少なくともコロナショック以降からのバブルは終わりました。
バブルが終わった後に・・・
バブルが崩壊するか? (株価大幅下落)それとも、
穏やかに着地するか? (株価横ばい)
今はこの2つの境目と言えるでしょう。ただ、どちらにしてもしっかりと事前に戦略を持っておけば、逆に利益のチャンスになるかもしれません。
バブル崩壊に備えて・・・株価の暴落に合わせた「(複数の)逆張り戦略」
穏やかな着地に備えて・・・株価の小幅な上下を取りにいく「押し目買い戦略」
このあたりをしっかりと用意しておく必要があるでしょう。ぜひ今のうちにしっかりと準備しておいてくださいね。
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