今仙電機、前期経常を24％上方修正

　今仙電機製作所 <7266> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の4.9億円の黒字→6.1億円の黒字(前の期は5.8億円の赤字)に24.5％上方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の9.2億円の赤字→12.1億円の赤字(前の期は30.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.9億円の赤字→0.2億円の黒字(前年同期は14.6億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の連結業績予想につきましては、半導体不足による自動車メーカーの減産影響により、売上高が減少し、加えて原材料価格高騰などにより営業利益は前回予想を下回る見込みとなりました。経常利益は、為替影響等により前回予想を上回る見込みです。また親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、単体決算において減損損失を計上したことから、投資有価証券売却益を計上したものの、前回予想を下回る見込みとなりましたので、上記の通り修正いたします。