<動意株・24日>(前引け)=大平金、ユーグレナ、リボミック
大平洋金属<5541.T>=大幅高で6連騰。5日移動平均線からマドを開けて上放れ昨年来高値を更新した。日本製鉄系の合金大手でフェロニッケル製錬では世界トップクラスに位置する。LMEニッケル価格は3月上旬に、売り方による損失覚悟の大規模な買い戻し(ショートスクイーズ)により、1営業日で2倍以上に値上がりするパニック的な状況に陥ったが、現在は行き過ぎた価格形成が是正され落ち着きを取り戻している。しかし、実需は旺盛で先行き市況高が見込まれる状況に変わりはない。ニッケルは電気自動車(EV)用電池材料に使用され、世界的なEVシフトに合わせて需要は増勢基調にある。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用した電力を蓄える蓄電池用でも使われることから、今後は中期的に需給が更にタイト化する可能性がある。大平金はこのニッケル価格との収益連動性が高いが、同社の22年3月期最終利益は前期比7.3倍の84億5500万円と急拡大見通しにある。また、23年3月期も伸び率こそ鈍化するものの増益基調は維持されるとの見方が強まっており、足もとで一段の上値を期待した買いを引き寄せている。
ユーグレナ<2931.T>=大幅続伸。23日の取引終了後、商船三井ロジスティクス(東京都千代田区)がユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を用いたトラックの運行を開始すると発表しており、これが好材料視されている。サステオを導入するのは商船三井ロジスティクスのグループ会社であるハーモニートランスポート。関東地方1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに使用するという。ここのところサステオの導入に関する発表が続いており、今後の広がりに期待が高まっているようだ。同日、微細藻類ユーグレナに含まれる特有成分パラミロンが、ユーグレナの免疫調節機能の主成分であることを確認したことも明らかにしている。
リボミック<4591.T>=ストップ高カイ気配。同社はリボ核酸(RNA)を使った分子ターゲット薬(アプタマー医薬)の開発を行う東京大学発の創薬ベンチャー。同社が米国で臨床を進める眼の難病「加齢黄斑変性症」の治療薬「RBM-007」は潜在的ニーズも大きく、今後の展開に期待が高まっている。そうしたなか、23日取引終了後に、滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)を対象としたRBM-007の臨床試験の結果、治療歴のないwet AMDに対して視力および網膜組織構造の改善に有効と考えられることを発表、これが株価の刺激材料となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ユーグレナ<2931.T>=大幅続伸。23日の取引終了後、商船三井ロジスティクス(東京都千代田区)がユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を用いたトラックの運行を開始すると発表しており、これが好材料視されている。サステオを導入するのは商船三井ロジスティクスのグループ会社であるハーモニートランスポート。関東地方1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに使用するという。ここのところサステオの導入に関する発表が続いており、今後の広がりに期待が高まっているようだ。同日、微細藻類ユーグレナに含まれる特有成分パラミロンが、ユーグレナの免疫調節機能の主成分であることを確認したことも明らかにしている。
リボミック<4591.T>=ストップ高カイ気配。同社はリボ核酸(RNA)を使った分子ターゲット薬(アプタマー医薬)の開発を行う東京大学発の創薬ベンチャー。同社が米国で臨床を進める眼の難病「加齢黄斑変性症」の治療薬「RBM-007」は潜在的ニーズも大きく、今後の展開に期待が高まっている。そうしたなか、23日取引終了後に、滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)を対象としたRBM-007の臨床試験の結果、治療歴のないwet AMDに対して視力および網膜組織構造の改善に有効と考えられることを発表、これが株価の刺激材料となっている。
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