【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

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最新投稿日時:2022/02/22 10:39 - 「【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

著者:鈴木 行生
投稿:2022/02/22 10:39

~調剤薬局のネットワーク事業で業界No.1、独自の地域ケアシステムを展開~

【ポイント】
・2022年3月期は過去のピーク利益を更新しよう。医薬品ネットワークへの加盟件数が順調に伸びていることに加えて、調剤薬局も単品単価をベースに交渉する仕組みを作り上げたので、一定の範囲で安定性を高めている。2023年3月期は、診療報酬改定の影響で業績は伸び悩むが、引き続き医薬品ネットワークがリード役となろう。

・調剤薬局のデジタル化を推進する「かかりつけ薬局化支援サービス」で、1.5万店への拡大を目指す。LINEの公式アカウント「つながる薬局」は昨年3月にサービスを開始し、今年1月末で788店、LINE友だち27.1万人と、薬局業界でトップとなった。受注件数は1563店と、今後も急ピッチで拡大しよう。店舗ごとの月額課金システムをとっている。3000店を超えてくると利益貢献も期待できよう。

・医薬品ネットワークへの加盟件数が、12月末で7003件(前期末比+887件)となった。業界シェアも10%を超えており、プラットフォームとしての基盤が強化されている。薬局経営の健全性確保に向け、中小の調剤薬局の加盟が加速している。3月末の7300件に続いて、次は1万件が見えてこよう。競合も一部あるが、当社の優位性は揺るがない。

・2023年3月期から始まる次の中期4ヵ年計画では、1)ネットワークへの加盟件数を1万件以上に拡大すると共に、2)この加盟件数に、付加価値サービスを乗せていく、3)ジェネリックの自社製品拡大や、つながる薬局の加盟件数の増加も貢献度を高めてこよう。4)業界トップの医薬品発注取扱高にあって、DXによる効率化も期待できる。5)調剤薬局部門の収益変動は、ネットワーク事業の収益貢献が高まってくるにつれて、相対的に小さくなってこよう。

・地域包括ケアの中で、「未病・予防-医療-介護」を支える「かかりつけ薬局」への対応が勝負となる。医薬品ネットワーク部門を軸に、次期中期計画では、営業利益70億円、ROE20%が十分達成できよう。株価はかなり割安である。PBR3倍に向けて、株式市場での評価は大きく高まってこよう。

目次
1.特色 調剤薬局に独自のネットワークシステムを築く
2.強み 地域薬局のネットワークで圧倒的トップを確立
3.中期経営方針 新たなプラットフォームによる企業価値創造に向けて
4.当面の業績 新型コロナの影響を乗り越えて、ピーク利益の更新へ
5.企業評価 医薬品ネットワーク部門を柱とした連携効果に注目

メディカルシステムネットワーク <4350>
企業レーティング
株価
(2022年2月21日)
513円
時価総額 157億円
(30.64百万株)
PBR 1.19倍
ROE 17.6%
PER 6.7倍
配当利回り 2.3%
総資産 65239百万円
純資産 13055百万円
自己資本比率 20.0%
BPS 432.4円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2013.3 54827 2046 1912 756 29.1 8.0
2014.3 66181 2091 2019 668 27.7 8.0
2015.3 75548 2641 2540 885 37.1 8.0
2016.3 87715 3783 3860 1720 60.1 9.5
2017.3 88865 2113 2109 571 19.3 10.0
2018.3 93977 3163 3250 1022 34.5 10.0
2019.3 98232 1428 1501 462 15.3 10.0
2020.3 105241 1615 1560 -895 -29.5 10.0
2021.3 104257 3429 3479 2198 72.5 10.0
2022.3(予) 106500 3800 4200 2300 76.2 12.0
2023.3(予) 110000 4000 4000 2200 74.1 12.0

(2021.12ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2009.9期で1:200、2012年4月、6月に各々1:2の株式分割を実施。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/medelikarusisutemuneltutowa-ku202202.pdf

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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