ここ2日で株価が大きく上昇しています。
米ダウ指数も2日で1000ドルを超える上げ幅に達し、日経平均株価も900円を超える上昇となっています。ここ2日の上げで投資家心理もかなり改善したように感じていますが、ここからが要注意かもしれません。というのも、この2日の株価上昇で、利食い売りの出やすい局面に入ったからです。
米国ダウ指数、ナスダック指数ともにここ2日の上げで、株価が移動平均線の水準に達してきてます。また日経平均株価、TOPIXも同様のチャートになっています。
一般的に移動平均線に達したタイミングを手仕舞いのタイミングと考えている投資家が多く、システムトレードにおいても「終値が移動平均線に達したら手仕舞い」と定義付けているシステムトレーダーも多いかもしれません。
米国ダウ指数やナスダック指数、日経平均など日米の株価指数がちょうどその移動平均線に達して来ています。ですので、ここらあたりでいったん短期的な利食い売りが出るかもしれません。
加えて次週後半にはFOMCが控えており、日米の株式市場の次のテーマとしては「金融緩和縮小の前倒しはあるのか?」といったところになってきます。そのため次週のFOMCが終わるまでは様子見ムードが強まりそうな雰囲気です。
このように考えると、私はオミクロン型への恐怖による暴落からのリバウンドはいったん終了したと考えています。
次のテーマはである「金融緩和縮小の前倒しはあるのか?」に対し相場が織り込むまではあと1週間ほどあり、再度様子見ムードが強まる可能性があることは頭に入れてトレードに臨んでおきましょう。
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