ポート<7047>は24日、「エネチョイス」などのマッチングDXメディアを運営するINEを子会社化すると発表した。2,036百万円を金融機関から借り入れたうえで、INEの発行済み株式の50.91%を2,036百万円で取得する。
INEは2014年創業で、ユーザーと新電力のマッチング、獲得した会員へのクロスセルを中心に事業を展開している。新電力切り替えの取り次ぎ件数においては1.6%のシェアを持ち、今期では取り次ぎ件数10万件を超える見込みである。近年では法人向けSaaSの開発にも注力しており、新電力への切り替えを中心にストック収益の創出も進めている。INEの強みは、Web集客からインサイドセールスによる受注、取り次ぎ契約を全て内製で展開することによる高いマッチング効率にある。2021年3月期の売上高は3,299百万円、営業利益は592百万円である。
今後、同社は「マーケティングノウハウ注入による新規チャネル開発とシェア拡大」「それぞれの会員のクロスセルによる収益機会の最大化」「アライアンスの推進」を計画している。新規チャネル開発とシェア拡大については、同社はコンテンツマーケティングSEOやLPOなどによるマッチング効率の改善に強みを持っており、INEにも同社のノウハウを注入することで、新規ユーザー獲得チャネルを開発してシェアの拡大を進めるとともに、利益効率を改善できると考えている。クロスセルによる収益機会の最大化も従来から同社の得意とするM&Aのシナジー創造手法であり、同社の就職領域における新卒学生人数シェア70%以上となる年間44万人以上の新卒学生会員と、INEの会員を掛け合わせる考えだ。
上記の通り、今回のM&Aはシナジーを創造できる見込みが濃いほか、負債調達も伴っており、売上増加や資本効率改善の点で大きな効果が期待できると弊社は予想する。
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INEは2014年創業で、ユーザーと新電力のマッチング、獲得した会員へのクロスセルを中心に事業を展開している。新電力切り替えの取り次ぎ件数においては1.6%のシェアを持ち、今期では取り次ぎ件数10万件を超える見込みである。近年では法人向けSaaSの開発にも注力しており、新電力への切り替えを中心にストック収益の創出も進めている。INEの強みは、Web集客からインサイドセールスによる受注、取り次ぎ契約を全て内製で展開することによる高いマッチング効率にある。2021年3月期の売上高は3,299百万円、営業利益は592百万円である。
今後、同社は「マーケティングノウハウ注入による新規チャネル開発とシェア拡大」「それぞれの会員のクロスセルによる収益機会の最大化」「アライアンスの推進」を計画している。新規チャネル開発とシェア拡大については、同社はコンテンツマーケティングSEOやLPOなどによるマッチング効率の改善に強みを持っており、INEにも同社のノウハウを注入することで、新規ユーザー獲得チャネルを開発してシェアの拡大を進めるとともに、利益効率を改善できると考えている。クロスセルによる収益機会の最大化も従来から同社の得意とするM&Aのシナジー創造手法であり、同社の就職領域における新卒学生人数シェア70%以上となる年間44万人以上の新卒学生会員と、INEの会員を掛け合わせる考えだ。
上記の通り、今回のM&Aはシナジーを創造できる見込みが濃いほか、負債調達も伴っており、売上増加や資本効率改善の点で大きな効果が期待できると弊社は予想する。
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