ヨコオが後場ウリ気配スタート、２２年３月期利益予想を下方修正

　ヨコオ<6800.T>が後場ウリ気配スタート。同社は正午に、２２年３月期連結業績予想について、売上高を６５０億円から６６０億円（前期比１０．０％増）へ上方修正するものの、営業利益を５８億円から５０億円（同３．５％減）へ、純利益を３８億５０００万円から３４億５０００万円（同９．６％減）へ下方修正すると発表しており、悪材料視されている。

　あわせて発表した２２年３月期第２四半期累計（４～９月）連結営業利益は２０億３００万円（前年同期比２．３％減）となり、会社計画２４億円を下回った。回路検査用コネクタセグメントの増収に伴う増益に加え、内製比率引き上げによる利益率上昇などがあったものの、車載通信機器セグメントにおける減収に伴う減益及び海上運賃の高騰などによる想定以上の物流費増、自動車メーカーの挽回生産に備えた生産体制維持などにより、計画を下回ったとした。上期実績と第３四半期以降の受注見込みなどを踏まえ、通期見通しを修正するとしている。

出所：MINKABU PRESS