ノムラシステム Research Memo(2):後継製品にリプレイスする2027年までを飛躍の期間に

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最新投稿日時:2021/09/14 15:12 - 「ノムラシステム Research Memo(2):後継製品にリプレイスする2027年までを飛躍の期間に」(フィスコ)

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ノムラシステム Research Memo(2):後継製品にリプレイスする2027年までを飛躍の期間に

配信元:フィスコ
投稿:2021/09/14 15:12
■当面の事業展開

現在の主力である「SAP ERP 6.0」は2025年にメンテナンス終了予定となっており、ノムラシステムコーポレーション<3940>では、「SAP S/4HANA」へ完全切替えとなる2027年までを大きく成長する6年として位置付けている。その時点で、「SAP S/4HANA」を土台に、SAP ERPとビッグデータ分析、AI、IoT、クラウドの組み合わせによる競合優位を確立する。そのためには、レベルの高い人材育成及び採用が課題となりそうだ。同社は、成長戦略を進めるため人材投資を積極的に行い、新卒社員を育てて戦力化し、着実にビジネスを遂行していく方針である。


次世代戦略室によりRPA事業を推進
さらに、デジタルテクノロジーを活用したサービスを展開していくため次世代戦略室の活動に力を注いでいる。持続的成長と企業価値向上の実現を加速させることを目指し、RPAサービス推進を展開中である。次世代戦略室単独での引き合いが活性化しているもようで、今後は、ストックビジネスで、受注拡大につなげていく。


離職率の低下で人材育成力がアップ
人材の流動化が激しいイメージがあるIT業界の中で、同社は離職率が徐々に低下。2017年には7.1%だったのが、2021年7月末現在で2.2%まで低下した。同社は先述したように、新卒採用者を時間をかけて育成し、戦力化させる方針を採っているため、離職率が低下して社員の定着率が高まれば、それだけ人材育成力がアップし、長い目で見れば収益アップ要因になる。その意味でこの指標の低下は注目に値する。同社では今後も、会社の方針と本人のやりたいことがマッチするような人材を採用し、低い離職率を維持するようにするという。



■株主還元

配当金は安定的に実施
無借金経営であること及び事業規模に照らすと、キャッシュリッチな企業と見ることができる。2021年12月期第2四半期累計決算時点の自己資本比率は90.4%と極めて高い。2021年12月期は年間5.5円の配当金を見込んでいる。同社では、安定配当を継続的に行う考えを明らかにしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)

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配信元: フィスコ

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