午後:債券サマリー 先物は反発、米金利低下が買い手掛かり
30日の債券市場で、先物中心限月9月限は6営業日ぶりに反発。米国の早期利上げ観測が後退するなか、米長期金利が低下したことが国内債に買いを促した。
前週末27日に開催された国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は量的緩和の縮小(テーパリング)の年内開始が適切との見解を示した一方、「テーパリングは利上げの時期を示す直接的なシグナルではない」と強調。同日の米市場では緩和的な金融環境が長期化するとの見方から米長期債相場が反発(金利は低下)し、この流れが東京市場の債券相場に波及した。ただ、今週は米経済指標の発表が相次ぐことから模様眺めムードが広がりやすく、朝方の買いが一巡したあとは小幅なレンジで推移。この日は日銀による国債買いオペが実施されたが相場の反応は薄く、午後は152円20銭台前半でもみあった。なお、日銀オペの結果は「残存期間1年以下」の応札倍率が2.00倍(前回は2.73倍)、「同3年超5年以下」は2.45倍(同3.02倍)、「同5年超10年以下」は2.93倍(同2.66倍)だった。
先物9月限の終値は前週末比9銭高の152円21銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の0.015%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
前週末27日に開催された国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は量的緩和の縮小(テーパリング)の年内開始が適切との見解を示した一方、「テーパリングは利上げの時期を示す直接的なシグナルではない」と強調。同日の米市場では緩和的な金融環境が長期化するとの見方から米長期債相場が反発(金利は低下)し、この流れが東京市場の債券相場に波及した。ただ、今週は米経済指標の発表が相次ぐことから模様眺めムードが広がりやすく、朝方の買いが一巡したあとは小幅なレンジで推移。この日は日銀による国債買いオペが実施されたが相場の反応は薄く、午後は152円20銭台前半でもみあった。なお、日銀オペの結果は「残存期間1年以下」の応札倍率が2.00倍(前回は2.73倍)、「同3年超5年以下」は2.45倍(同3.02倍)、「同5年超10年以下」は2.93倍(同2.66倍)だった。
先物9月限の終値は前週末比9銭高の152円21銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の0.015%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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