菱ガス化がしっかり、２２年３月期業績及び配当予想を上方修正

　三菱ガス化学<4182.T>がしっかり。午後２時ごろ、２２年３月期の連結業績予想について、売上高を６４００億円から６６００億円へ、営業利益を４８０億円から５００億円へ、純利益を４１０億円から４５０億円へ上方修正し、あわせて３５円としていた中間配当予想を４５円に引き上げると発表したことが評価されている。

　上期において、原燃料高や顧客の在庫調整局面の長期化などによる光学樹脂ポリマーの販売数量下振れが見込まれる一方、製品市況の上昇に加え、半導体パッケージ用ＢＴ材料やメタキシレンジアミンなどの販売数量の上振れが見込まれることなどが要因という。また、エンジニアリングプラスチックス関連会社の持ち分法利益の増加が見込まれることなども寄与する見通しだ。年間配当は８０円（従来予想７０円）となり、前期実績に対しては１０円の増配となる予定だ。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高１６００億３６００万円、営業利益１４６億１６００万円、純利益１４３億５２００万円だった。なお、会計基準変更に伴い、前期及び前年同期との比較の記載はない。

出所：MINKABU PRESS