■極東貿易<8093>の株主還元策
2021年3月期は前期に引き続き60円配当を決定した。収益は低迷(親会社株主に帰属する当期純利益278百万円)しているが期末配当金368百万円(期末配当性向132.2%)となった。
「KBKプラスワン2025」の配当政策として、2024年3月期までの前半3年間は自己資本を積み増さず配当性向100%を維持する方針である。後半2年間は通常配当にて増配継続を目指すという、積極的な株主還元策の取り組みが伺える。
前中期経営計画(KBKブレイクスルー2023)で掲げた「自社株買い」については目標(発行株式の10%相当)を達成できなかった。未実施部分は2021年9月30日基準の特別配当「75円配当」(2022年3月期中間配当)を通じて株主還元に充当することを予定している。2022年3月期は中間配当「75円配当」と期末配当「70円配当」で年間配当「145円配当」となり、収益回復途上にあって思い切った株主還元と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<EY>
2021年3月期は前期に引き続き60円配当を決定した。収益は低迷(親会社株主に帰属する当期純利益278百万円)しているが期末配当金368百万円(期末配当性向132.2%)となった。
「KBKプラスワン2025」の配当政策として、2024年3月期までの前半3年間は自己資本を積み増さず配当性向100%を維持する方針である。後半2年間は通常配当にて増配継続を目指すという、積極的な株主還元策の取り組みが伺える。
前中期経営計画(KBKブレイクスルー2023)で掲げた「自社株買い」については目標(発行株式の10%相当)を達成できなかった。未実施部分は2021年9月30日基準の特別配当「75円配当」(2022年3月期中間配当)を通じて株主還元に充当することを予定している。2022年3月期は中間配当「75円配当」と期末配当「70円配当」で年間配当「145円配当」となり、収益回復途上にあって思い切った株主還元と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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