ただ「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明…!? - ドル円

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最新投稿日時:2021/06/18 09:45 - 「ただ「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明…!? - ドル円」(武市佳史)

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ただ「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2021/06/18 09:45

◆ “巻き戻し”に軍配 - 110円前半へ


前日とは一転、昨日は“巻き戻し”が先行しました。

米株式や原油等の国際商品価格が“下落”を見せる中、“リスク回避→円買い”が台頭したからです。
一方で「米10年債利回り」にも“巻き戻し(1.59%→1.47%)”が発生しており、これに引っ張られる格好で、ドル円も“反落(110.818円→110.164円)”しています。

もっとも“崩れる”といったニュアンスではなく、あくまでも“巻き戻し”という言葉がピッタリとくる動きでもありました。
米10年債利回り/米株式が“下げ一服”を見せ始めると、ドル円もすぐさま“揉みあい”に転じて、昨日の取引を終えています。

◆ 「日銀会合」は無風通過…?


本日は「日銀金融政策決定会合」が予定されていますが、マーケットの注目度はそれほど高くはありません。
このため「米国債利回りを睨みながら…」が継続する展開が想定されますが、ただ「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明といわざるを得ないところがあります。
そうなると「日米金利格差拡大」への思惑が、いつ再燃してもおかしくない…?

“6/16-17高値(110.70-80円)”にかけては「分厚いドル売りオーダー」が散見されますが、一方で“大台付近(110.10-109.90円)”には「それを上回る規模のドル買いオーダー」が待ち構えているとされています。
「当該レンジ内での揺れ動き」を想定しつつ、「抜けた際/割った際の対応」をあらかじめ考えておくというのが、本日は妥当なのかもしれませんね。
少なくとも“下には抜けない”を、期待しながら…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:110.843(4/1高値、6/17高値)
上値4:110.682(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:110.568(6/17高値後の61.8%戻し)
上値2:110.491(6/17高値後の50%戻し)
上値1:110.414(6/17高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:110.231
下値1:110.164(6/17安値、6/7~6/17の38.2%押し水準、+1σ)
下値2:110.006(6/7~6/17の50%押し、日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット1stサポート)
下値3:109.806(6/16安値、6/7~6/17の61.8%押し)
下値4:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndサポート)
下値5:109.690(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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