11日の日本株市場が急落しました・・・。
11日の日経平均株価は約3%の下落、マザーズ指数は約3.5%の下落と久しぶりの大幅な下落となりました。
今回の下落はちょっと注意が必要です。というのも今回の株価急落の原因が「金利上昇」だからです。
米国においてコロナによる景気回復が想定以上に進んでいることから、金融引き締めが議論され始めています。
これまで米政府はコロナによる景気悪化懸念から金融緩和を継続していましたが、ここのところの米国経済の回復度合いを見て、「コロナによる景気悪化局面が終わり景気回復局面に入ってきたことを受け、金融緩和を終了したい」というニュアンスの発言が政府高官から出始めています。
この発言や景気回復を裏付ける経済指標の発表が続き、米国において金利上昇懸念が強まりつつあるのです。その結果、じわじわ金利が上昇し始め、米国株のなかでも割高感の強い高PER銘柄がが急落。日本株も急落する流れとなっています。
11日の急落を受け、日経平均採用銘柄のような大型株の中でPERの高くない銘柄は短期的なリバウンド期待が持てるものの、高PER銘柄やマザーズ銘柄に関しては、中長期的なトレンドが下落トレンドに転換した可能性もありそうです。いずれにせよ、ここからは11日のような株価の急落やそのあとのリバウンドなど株価の乱高下がありそうです。
特にマザーズ銘柄や高PER銘柄を持っている場合は株価が大きく変動する可能性がありますのでリスク管理を十分に行なった上でトレードするように心掛けましょう。
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