浅香工、前期経常を26％上方修正、配当も10円増額

　浅香工業 <5962> [東証２] が4月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億7500万円→2億2000万円(前の期は1億0800万円)に25.7％上方修正し、増益率が62.0％増→2.0倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の2800万円の黒字→7300万円の黒字(前年同期は200万円の赤字)に2.6倍増額した計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→40円(前の期は30円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当社は、2021年２月10日に2021年３月期の通期業績予想を修正する旨を公表し、その業績達成に向け、拡販策を展開したことに加え、量販店市場の巣ごもり特需等により売上が伸びた結果、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回予想を上回る見通しとなりましたため、上記予想数値のとおり修正いたします。

　　 当社における配当政策の基本方針は、業績・配当性向・内部留保等を総合的に勘案し、株主各位に対して安定的な配当の維持および適正な利益還元をすることと考えております。　 当期は、東北地方から日本海側にかけての降雪特需に加え、量販店市場の巣ごもり特需が大きく影響し、業績が予想を上回る見通しとなりましたため、2021年３月期の普通配当について、１株につき５円の増配を実施することといたします。　 また、当社は、寛文元年（1661年）に堺の打刃物問屋として創業してから今年で360周年を迎えましたので、これを記念して１株につき５円の記念配当を実施することといたします。　 この結果、１株当たり年間配当金は、普通配当35円に記念配当５円を加えた、合計40円へ修正させていただきます。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。