プレナス、前期経常が上振れ着地・今期は3倍増益、30円増配へ

　プレナス <9945> が4月14日大引け後(19:00)に決算を発表。21年2月期の連結経常利益は前の期比2.8倍の20.3億円に伸び、従来予想の13.3億円を上回って着地。22年2月期も前期比3.0倍の60.4億円に急拡大する見通しとなった。3期連続増益になる。

　同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を30円実施するとし、今期も前期比30円増の60円に大幅増配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比12倍の13.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.5％→2.0％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．特別損失（減損損失・システム再構築に伴う損失）の計上について2021年２月期第４四半期連結会計期間におきまして、店舗等の固定資産につきまして「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき将来価値を検討した結果、店舗計19億72百万円、その他14百万円、合計19億87百万円の減損損失を特別損失に計上することとなりました。また、ソフトウェアへの投資を行ってまいりましたが、当社が求めるものの実現は困難であると判断し、システム再構築に伴う損失８億51百万円を特別損失に計上することとなりました。なお、特別損失の金額は、2021年２月期第４四半期連結会計期間で28億39百万円、2021年２月期連結累計期間で総額37億52百万円となります。２．2021年２月期通期連結業績予想値と実績値との差異（2020年３月１日～2021年２月28日）（差異の主な理由）売上高や営業利益につきましては、2021年１月14日に公表しました2021年２月期の業績予想から大きな乖離はなかったものの、経常利益につきましては、ほっともっとの既存店売上高の計画達成や営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金の取得により差異が発生いたしました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前述の特別損失の計上により、差異が発生いたしました。