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最新投稿日時:2021/02/26 20:26 - 「相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!」(みんかぶ株式コラム)

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相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2021/02/26 20:26

<5951> ダイニチ工業

 四季報より 業種: 金属製品。

【特色】石油ファンヒーター大手。業務用得意。加湿器が拡大中。国内生産にこだわり。利益は下期偏重

【底打ち】在宅勤務増え加湿器増勢。柱の石油ファンヒーターなど暖房機器も気温平年並み前提に回復傾向。材料高は人件費等コスト削減効果で相殺。営業益底打ち。22年3月期も加湿器堅調。暖房機器回復続く。

【抑 制】石油暖房機器や加湿器など各製造部門間で人員融通進め、派遣や臨時工などの支出抑制。量販店等から引き合い多い加湿器は加湿機能に特化して差別化訴求。

2021年1月29日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+566.7%の12.00億円、経常利益+445.0%の12.10億円の大幅な増収・増益の見通し。

2013年1月16日の1010円をピークとし、2018年3月7日の939円の戻り天井と結んだ下降トレンド(A)の中での動きが、2020年3月13日の496円で底打ちとなりました。2018年3月7日の939円の戻り高値からの下落で、12月25日の598円、2019年8月27日の590円と2点底をつけて反発し、10月10日の739円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれて、700円水準でもみあって2020年1月6日に720円まで上昇したところでコロナ急落局面となり、3月13日に496円で底打ちとなりました。この2020年3月13日の496円の底値から急角度の上昇トレンド(B)となり、11月24日には1025円の高値をつけ、2013年1月16日の1010円の高値を更新しました。ここから12月10日の815円まで押し目を入れ2021年1月12日には1019円まで上昇して、2点天井をつくって再下落となり、下値をさぐる展開となっています。
 

 

<6941> 山一電機

 四季報より 業種: 電気機器。

【特色】半導体検査用ソケット大手。半導体メーカー設備投資の動向で収益振幅大。安定化へ新分野育成

【微減益】前半はスマホ新機種CPUテストソケットの出荷集中。後半からメモリー用伸長。が、欧州車載向けや通信用コネクター不振に加え償却負担重く微減益。減配。22年3月期はNAND向けソケット上向く。

【高速化】コネクターは次期超高速データ伝送に対応した製品を開発。来期中に投入。佐倉事業所で自家発電用太陽光設備が稼働。年322tのCO2排出削減見込む。

2021年2月5日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+1.2%の31.00億円、経常利益-2.6%の30.00億円と増収・減益の見通し。

2017年11月8日の2580円を高値に、下降トレンド(A)を形成。この中で2019年5月21日の840円で底打ちとなりました。ここから短期の上昇トレンド(B)となり、2020年の2月5日の1999円まで上昇したところで、コロナ相場の急落局面に巻き込まれ、3月23日に1158円まで下落し、自律反発のあと4月6日に1173円まで下げて、2点底となって6月1日の1746円まで上昇しました。ここから再下落となり、7月31日に1235円まで下げて、1400円を上値水準にしてもみあい、チャートの型としては7月31日の1235円、10月2日の1250円と2点底をつくって上放れし、今年の1月21日に1814円の戻り高値をつけ、現在、大幅下落となっています。1330~1400円の抵抗ゾーンに入ってきました。
 

 

<6755> 富士通ゼネラル

 四季報より 業種: 電気機器。

【特色】富士通系。エアコン主力。欧州、豪州、中東に強み。生産拠点は中国とタイ、海外は代理店販売

【上振れ】エアコンは国内が在宅勤務受け堅調。欧米もコロナ影響からの回復が想定超。中東の在庫適正化も効き前号より営業増益幅拡大。連続増配。22年3月期はコロナ一巡し海外回復。銅価格上昇こなし増益。

【攻 勢】成長市場のインドでこれまでより価格下げたインバーターエアコン投入。直販体制への移行受けて販路拡大も急ぐ。日本は家電量販に加えて住設ルート開拓。

2021年1月27日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+27.2%の190.00億年、経常利益+38.9%の190.00億円の増収・増益の見通し。

2016年9月14日の1953円を安値とし、2017年1月10日の2720円を高値とする三角保ち合い(A)が煮詰まったところで、2018年1月9日の2537円の高値から下放れとなり、短期の下降トレンド(B)を形成しました。この中で12月25日の1264円で底打ちとなり、2019年5月21日の1366円を2点底に2020年1月9日の2618円まで上昇しました。しかし、ここでコロナ相場の急落局面に巻き込まれ、3月17日に1505円まで下げて自律反発のあとの4月28日の1617円を2点底にして急角度の上昇トレンド(D)へ転換しました。この上昇トレンド(D)の中で、11月9日の3315円でいったんピークをつけ、今年の1月28日に2556円まで押し目を入れ反発となって、2月12日に3280円まで上昇し、再下落となって押し目どころを探しています。
 

 

<4186> 東京応化工業

 四季報より 業種: 化学。

【特色】半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界首位級。液晶用や化学薬品、関連装置も展開

【連続増益】半導体レジストがEUV用が倍増のうえ、ArF、KrF用も台湾や韓国向けが順調増で最高益に。80周年記念配。21年12月期はメモリー向けがDRAMの微細化に伴いArF用シェア上昇。ロジック向けもEUV用の数量増え営業増益続く。

【EUV】EUVが本格量産間近の韓国では現地生産拠点を増強し対応。30年に売上高2000億円目指す長期計画を策定。

2021年2月15日発表。2021年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.8%の165.00億円、経常利益+3.5%の167.00億円の増収・増益の見通し。

2018年12月26日の2640円の安値からの中期のゆるやかな上昇トレンド(A)の中で、2020年2月14日に5080円の高値をつけ、ここでコロナ相場の急落局面に巻き込まれ。3月17日に3095円の安値をつけました。ここを基点にコロナ相場の底打ち後に上昇トレンド(B)を形成し、今年の1月14日には8040円の高値をつけました。ここを当面のピークに調整局面に入り、押し目模索となっています。半導体関連銘柄であり再上昇が期待できる銘柄です。
 

 

<4120> スガイ化学工業

 四季報より 業種:化学。

【特色】農薬、医薬など各種中間物主体のファインケミカル専業メーカー。電子材料や界面活性剤も

【上振れ】上期前倒しながら、輸出が好伸。国内は医薬と機能性中間物の堅調に加え、下期は農薬で新製品が寄与。操業率が想定上回り営業益増額。設備撤去特損。22年3月期は中国産原料の安定供給前提に増益。

【新稼働】新製品対応の設備増改築を継続し、福井工場で農業用殺菌剤の新設備が20年11月稼働。和歌山工場では長期の休止設備を撤去、跡地は当面倉庫として活用方向。

2021年2月4日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+86.2%の3.50億円、経常利益92.5%の3.60億円の増収・増益の見通し。

2018年1月10日の2370円を高値とする短期の下降トレンド(A)の中で、12月25日の880円の安値から反発し、2019年2月7日の1490円、5月7日の1479円と2点天井をつけて、10月23日の1087円まで押し目を入れ、ここから急騰となりました。その後、2020年の2月4日に2850円の高値をつけたあと、2月13日の1367円まで急落し、ここで再び反発して2月19日には2890円と高値更新となって、ダブル天井に近い型となり、このタイミングでコロナ急落相場に巻き込まれ、3月23日に830円で底打ちとなりました。ここから830円を安値とし、4月20日の1898円を高値とする三角保ち合い(B)を形成し、この煮詰まったところで12月22日の1360円を安値に上放れし、今年の1月26日の2199円、2月4日の2174円と2点天井をつけて大幅下落し、下値模索中となっています。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム

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