エンシュウ、今期経常を一転黒字に上方修正

　エンシュウ <6218> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比85.6％減の2.2億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の2.6億円の赤字→3億円の黒字(前期は17.4億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.6億円の赤字→3.9億円の黒字(前年同期は4.8億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比1.9％増の3.1億円となったが、売上営業利益率は前年同期の5.8％→4.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　部品加工関連事業につきましては、客先からの仕事量増加が見込まれ、それに伴い操業度効率が良化し前回公表比、増収増益を見込んでおります。　工作機械関連事業につきましては、売上高は想定通り推移する見込みとなっておりますが、原価改善により前回公表比、増益を見込んでおります。　以上により、通期連結業績予想数値につきまして、黒字転換を予想しております。（注）本資料に記載されている業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する　　　一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により異なる可能性があります。