高砂熱、今期経常を22％下方修正

　高砂熱学工業 <1969> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比44.3％減の72.9億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の160億円→125億円(前期は192億円)に21.9％下方修正し、減益率が17.0％減→35.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の122億円→87.7億円(前年同期は107億円)に28.5％減額し、一転して18.6％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比22.4％減の35.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.3％→4.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　個別業績予想につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、中小型工事を中心とした計画延期および中止と一部大型工事における工事進捗の遅延に伴い、売上高および売上総利益の減少が見込まれること等によります。　また、連結業績予想につきましても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、国内・海外子会社ともに売上高および売上総利益の減少が見込まれること等によります。　受注高につきましては、大都市圏の再開発案件や一部製造業の設備投資が活発化しているものの施工体制と採算性を重視した受注活動の結果、連結・個別ともに前回発表予想を下回る見込みです。