東急、今期経常を赤字拡大に下方修正、配当も5円減額

　東急 <9005> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は125億円の赤字(前年同期は664億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の250億円の赤字→400億円の赤字(前期は709億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の56.4億円の赤字→206億円の赤字(前年同期は248億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→15円(前期は記念配2円を含む23円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比66.8％減の67.5億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.4％→1.8％に急悪化した。

株探ニュース