ＡＴグループ、今期経常を31％上方修正

　ＡＴグループ <8293> [名証２] が2月9日後場(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.9％減の88.1億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の83億円→109億円(前期は110億円)に31.3％上方修正し、減益率が24.6％減→0.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の40.3億円→66.3億円(前年同期は33.7億円)に64.4％増額し、増益率が19.7％増→96.7％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の45.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.3％→3.5％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結累計期間の進捗状況に加え、2021年１月～３月の予測を改めて考慮した結果、新車販売台数はおおむね当初の予想通りとなりますが、アルファード、ハリアーなどの販売増により新車販売単価が上昇し、売上高は当初予想を上回る見込みとなりました。これらに伴う売上総利益の増加のほか、グループ全体で一層のコスト削減にも取り組んでいることなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに当初予想を上回る見込みとなりました。　なお、当社個別の業績予想につきましては、当社が純粋持株会社であることから、公表は控えさせていただいております。(注)上記の業績予想数値につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって、記載の予想数値とは大幅に異なる結果となる可能性があります。 以　上