スターツ出版、前期経常を2.9倍上方修正、未定だった配当は35円実施

　スターツ出版 <7849> [ＪＱ] が2月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の9000万円→2億6200万円(前の期は6億8000万円)に2.9倍上方修正し、減益率が86.8％減→61.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の1億1700万円→2億8900万円(前年同期は3億8600万円)に2.5倍増額し、減益率が69.7％減→25.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は35円(前の期は35円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の再拡大の影響により施設予約サービス「オズのプレミアム予約」シリーズ等の需要回復が遅れておりますが、「ベリーズコミックス」「スターツ出版文庫」等の書籍の売上が、当初の想定を上回り好調に推移したことにより、前回予想を若干上回る見通しであり、それに伴い営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回予想を上回る見通しであります。

　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題のひとつとして認識し、経営体質を強化するために必要な内部留保と成果配分とのバランスを勘案しながら業績に裏付けされた安定配当を継続していくことを基本方針としております。上記方針および業績の見通しに基づき、未定としておりました年間期末配当金を１株当たり35円といたします。（注）上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績及び配当は、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。