スクロール、今期経常を44％上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は42円増配

　スクロール <8005> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の65億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の45億円→65億円(前期は22.9億円)に44.4％上方修正し、増益率が96.0％増→2.8倍に拡大し、従来の21期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.4億円→23.4億円(前年同期は5.7億円)に6.8倍増額し、一転して4.1倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は52円(前期は10円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の23.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.9％→10.3％に急改善した。

株探ニュース