リョーサン、今期経常を一転54％増益に上方修正

　リョーサン <8140> が1月26日大引け後(16:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.6％増の38.2億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の26億円→45億円(前期は29.1億円)に73.1％上方修正し、一転して54.3％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.2億円→28.2億円(前年同期は10.3億円)に3.1倍増額し、一転して2.7倍増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の21.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.9％→2.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自動車向けを中心に通期で売上が低迷する見込みでありましたが、年後半より急激に市場が回復。緊急事態宣言下、全社的に販売管理費の抑制運用ができており、結果、収益面で前回発表予想を上回る見通しとなりました。