富士精、今期経常を一転して損益トントンに上方修正、未定だった配当は10円減配

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最新投稿日時:2021/01/13 15:00 - 「富士精、今期経常を一転して損益トントンに上方修正、未定だった配当は10円減配」(株探)

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富士精、今期経常を一転して損益トントンに上方修正、未定だった配当は10円減配

配信元:株探
投稿:2021/01/13 15:00
 富士精工 <6142> [名証2] が1月13日後場(15:00)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比95.9%減の0.4億円に大きく落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の1.9億円の赤字→トントン(前期は13.3億円の黒字)に上方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.5億円の赤字→1.3億円の黒字(前年同期は5.9億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は40円(前期は50円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比55.0%減の1.8億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.4%→3.4%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年2月期通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて算定しておりますが、一部の地域や顧客からの受注に回復の兆しがあり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも業績が上方するものとして数値予想を修正いたしました。 なお、前提といたしまして、新型コロナウイルス感染症の拡大について、現時点では世界的にも拡大傾向にあり、収束時期は見通せない状況です。したがって、当連結会計年度中は国内外とも経済活動の本格的な回復には至らず業績に与える影響は継続するものと想定しております。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。

  当社は、株主の皆様へ安定した配当を継続的に行うことを重要な経営課題の一つとして考えており、利益の状況、将来の事業展開などを総合的に判断して適切な利益配分を行うことを基本方針としております。 当期の連結業績予想は、2020年10月14日付公表の「2021年2月期通期連結業績予想に関するお知らせ」のとおり営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも損失となる予想であり、厳しい状況にありますが、上記方針に基づき株主の皆様への利益還元を重視し、期末配当予想を1株当たり15円とすることといたしました。 これにより年間の1株当たり配当金は、第2四半期末25円、期末15円、年間配当40円となります。 また、本件につきましては、2021年5月開催予定の第63回定時株主総会に付議する予定であります。
配信元: 株探

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