ポンド買い主導でリスク選好の動き、ワクチン関連の報道で=ロンドン為替概況

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2020/11/23 20:42 - 「ポンド買い主導でリスク選好の動き、ワクチン関連の報道で=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

ポンド買い主導でリスク選好の動き、ワクチン関連の報道で=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/11/23 20:42
ポンド買い主導でリスク選好の動き、ワクチン関連の報道で=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ポンド買いが優勢。アストラゼネカのワクチン報道や英欧貿易交渉への合意期待などが背景。アストラゼネカのワクチンが平均70%の有効性と報じられた。年内にはワクチン供給を開始する計画だという。感染拡大が深刻化している英国への供給計画も報じられており、ポンド買いの動きが広がった。また、きょうも英国とEUとの貿易交渉が継続するとバルニエ氏が表明しており、合意に向けて努力しているとした。一部報道では今週中に暫定合意されるとの観測もでていた。ポンドドルは1.33台前半から後半へと上昇、ポンド円は138円台前半から後半へと上昇。続いてユーロも買われている。ユーロドルは1.19近辺へユーロ円は123円台前半で高値を伸ばしている。ドル円は103円台後半での揉み合いとなっているが、ややドル売りに押されている。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク選好の動きになっている。ユーロ圏や英国の11月PMI速報値は10月から悪化したが、市場ではワクチン供給への期待が勝っているようだ。

 ドル円は103円台後半での取引。東京不在のアジア市場では103.80を挟んだ小動きが続いた。ロンドン市場でも静かな取引が継続。ポンドドルやユーロドルの上昇がややドル安圧力につながり、安値を103.69レベルに広げた程度。オセアニア早朝の103.88レベルからは20銭弱の狭いレンジになっている。

 ユーロドルは1.19近辺での取引。ロンドン序盤には対ポンドの売り圧力を受けて1.1860台へと下押しされたが、その後は欧州株や米株先物の上昇とともにリスク選好的なドル売りに押し上げられた。一時1.1906レベルと11月9日以来の高値水準まで買われた。ユーロ円も123.10近辺まで下押しされたあとは買いに転じると、高値を123.47レベルまで広げている。序盤に売られた対ポンドでの動きも、中盤にはほぼ解消されており、往って来いに。一連の11月独仏ユーロ圏のPMI速報値は10月から特に非製造業の落ち込みが示されていたが、ワクチン開発の進展報道が勝り、リスク選好の動きが優勢になっている。

 ポンドドルは1.33台後半での取引。アジア市場では1.33台前半でじり高の動きがみられた。きょうにも英国とEUの貿易交渉が合意されるとの期待が下支えとなったようだ。そこに、アストラゼネカのワクチンが平均70%の有効性と報じられた。年内にはワクチン供給を開始する計画だという。感染拡大が深刻化している英国への供給計画も報じられており、ポンド買いの動きが広がった。ポンドドルは一時1.3381レベルまで買われた。ポンド円は138円台前半から一時138.88レベルまで上昇。11月の英PMI速報値は前回10月から低下したが、事前予想ほどは落ち込まなかった。取引中盤にかけては対ユーロ相場でポンドの売り戻しが入り、全般にポンド買いの動きは一服している。きょうも英国とEUとの貿易交渉が継続するとバルニエ氏が表明しており、合意に向けて努力しているとした。一部報道では今週中に暫定合意されるとの観測もでていた。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

みんかぶおすすめ