インドルピー円が弱含み、「ディーワーリー」でコロナ感染拡大を警戒＝東京為替

　インドルピー円が弱含みの展開となっており、朝方の１．４０６円台から一時は１．４０３円台に下落した。

　インドでは首都ニューデリーで、今月に入って新型コロナウイルスの１日の感染者数が８０００人を超えるなど、感染が急速に拡大している。隣国パキスタンは１６日、コロナの１日当たり感染者数が４日連続で７月以来最多の水準を更新していることから、公共の場での政治集会を禁止した。この決定を受け、インドの感染者数増加を懸念するムードが強まっているようだ。

　インドでは１４日、１年で最大の祭り「ディーワーリー」が行われ、ニューデリーの市場に大勢の人が繰り出したこともあり、さらなる感染拡大が警戒されている。インドの感染者数は９００万人に迫り、アメリカに次いで世界で２番目に多くなっており、政府は祭りのシーズンで人が集まる機会が増え、感染がさらに拡大するおそれがあるとして、危機感を示している。

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