■業績動向
1. 2020年12月期第2四半期の業績概要
サイバーリンクス<3683>の2020年12月期第2四半期の連結業績は、売上高6,393百万円(前年同期比15.5%増)、営業利益475百万円(同67.5%増)、経常利益487百万円(同68.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益328百万円(同84.4%増)となった。セグメント別では、ITクラウド事業は、主要サービスの拡大や防災行政無線デジタル化工事の好調に加え、新規連結子会社の寄与もあり増収となったが、一部案件がずれ込んだことなどから計画に対しては下回った。また、開発にかかる償却費の増加があったものの、のれん償却の終了、コロナ禍による展示会の中止、顧客訪問の自粛による費用減、前年同期に発生したシステム導入の解除に伴う補償費用の消失等により販管費が見込みを下回り、セグメント利益は増益となった。モバイルネットワーク事業では、コロナ禍により店舗の営業時間を短縮したことなどから販売台数が大幅減となり、セグメント収益は減収減益となった
経常利益(前年同期比198百万円増)の増減要因を分析すると、主な増加要因は流通クラウド分野の収入増(「@rms」等のサービス提供拡大)59百万円、官公庁クラウド分野の収入増(防災行政無線デジタル化工事の需要増加)141百万円、販管費等の減少100百万円、連結子会社の利益寄与9百万円であり、一方で主な減少要因はソフトウェア償却費の増加38百万円、モバイルネットワーク事業の利益減(端末販売の落ち込み等)50百万円、その他費用の増加21百万円などであった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 2020年12月期第2四半期の業績概要
サイバーリンクス<3683>の2020年12月期第2四半期の連結業績は、売上高6,393百万円(前年同期比15.5%増)、営業利益475百万円(同67.5%増)、経常利益487百万円(同68.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益328百万円(同84.4%増)となった。セグメント別では、ITクラウド事業は、主要サービスの拡大や防災行政無線デジタル化工事の好調に加え、新規連結子会社の寄与もあり増収となったが、一部案件がずれ込んだことなどから計画に対しては下回った。また、開発にかかる償却費の増加があったものの、のれん償却の終了、コロナ禍による展示会の中止、顧客訪問の自粛による費用減、前年同期に発生したシステム導入の解除に伴う補償費用の消失等により販管費が見込みを下回り、セグメント利益は増益となった。モバイルネットワーク事業では、コロナ禍により店舗の営業時間を短縮したことなどから販売台数が大幅減となり、セグメント収益は減収減益となった
経常利益(前年同期比198百万円増)の増減要因を分析すると、主な増加要因は流通クラウド分野の収入増(「@rms」等のサービス提供拡大)59百万円、官公庁クラウド分野の収入増(防災行政無線デジタル化工事の需要増加)141百万円、販管費等の減少100百万円、連結子会社の利益寄与9百万円であり、一方で主な減少要因はソフトウェア償却費の増加38百万円、モバイルネットワーク事業の利益減(端末販売の落ち込み等)50百万円、その他費用の増加21百万円などであった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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