上昇トレンド回帰で上値指向は依然継続
【事業内容】
ファンドのディスクロージャー関連の制作および印刷サービスなどが主軸で、各種アナリストレポートをはじめとする投資情報を提供するサービスを展開。金融機関向けのシステム開発や翻訳通訳などのソリューションなども展開。
【業績面】
業績面においては8/11に中間決算を発表、売上高は3.4%減収、営業利益は27.4%減益で着地。主力の投資情報事業は比較的業績が安定している一方、非金融向け顧客を対象としたドキュメントソリューション事業などは落ち込みが目立つ。金融市場におけるコロナショック影響からファンドディスクロージャー事業も1-3月は大きく凹んだが、4-6月は徐々に持ち直しつつあり、全体では業績底打ち感が漂う。
【株価動向】
株価は3/13に安値520円をつけたが、すぐさま切り返してコロナショック前の水準を回復。その後も業績の安定感から押し目では買いが入り、堅実な上昇トレンドを続けている。足元では上記中間決算後に売られる場面もみられたが、ここでも押し目買い意欲は強く、直ちに持ち直すと9/15には高値879円まで上値を伸ばした。短期筋の物色も一巡して中長期的な上昇トレンド回帰の動きに期待したい。
関連銘柄
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