東レとの親子上場で注目される超割安株
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【東レとの親子関係とアクティビスト提案】
51.2%を保有する親会社の東レとの親子上場に注目。6月16日10時からの株主総会にアクティビストのストラテジックキャピタルが6件の株主提案議案を提出。2016~2018年に株主提案を行った後、1年置いて2年ぶり4度目の提案となる。今回は、蝶理株式の51.2%を保有する親会社の東レに対しても株主提案を行っている。上場親会社としての子会社監督責務を果たすための提案。
経済産業省や東証、安倍首相の主宰する未来投資会議をはじめ、親子上場に対する風当たりは強まるばかり。ごく最近にも、LIXILがLIXILビバの売却、ライクはライクキッズの完全子会社化と、方向性は逆だが、親子上場解消の動きが相次いだ。
それほど遠くない将来に完全子会社化(あるいは企業売却)に向かう可能性も考えられる。PBRは0.76倍。「1株純資産と同額でTOB」ということになれば、25%ほどの上値余地が見込まれる。新興国に強みを持つ化学品、繊維商社としての事業環境は厳しいが株価には織り込み済。
蝶理は決して「超・売り」ではなく、「超・利」。展開次第では高い利幅が期待される銘柄と言えるだろう。
【テクニカル】
昨年12月高値2277円から3月安値1315円の1/3戻し後の一服局面。マーケット全体の調整局面では割安感が際立ってくる。PBR0.76倍、PERは9.45倍。配当も前期57円。配当利回り3.2%。
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