NYコラム(13日)ダウ平均の2万ドル割れ寸前でFRBが防衛ラインを引く⁈−ダウ平均先物は時間外で一時1000ドル超高

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最新投稿日時:2020/03/13 19:51 - 「NYコラム(13日)ダウ平均の2万ドル割れ寸前でFRBが防衛ラインを引く⁈−ダウ平均先物は時間外で一時1000ドル超高」(加藤裕一)

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NYコラム(13日)ダウ平均の2万ドル割れ寸前でFRBが防衛ラインを引く⁈−ダウ平均先物は時間外で一時1000ドル超高

著者:加藤裕一
投稿:2020/03/13 19:51

NY株式市場(13日)FRBは2日連続で大規模資金供給を実施へ−米議会はコロナ経済対策で近く合意か⁈

13日のアメリカ株式市場でダウ平均は、前日に過去最大の下げ幅を記録した反動から買い戻しが先行しそうだ。

FRBは13日も連日で短期金融市場に巨額な資金供給を行うことを明らかにしている。2日間で1兆5000億ドル=約158兆円と異例の規模だ。

ニューヨーク連銀が12日に発表した資金供給計画によると、レポ取引で13日までの2日間で1兆5000億ドルに上る巨額な資金供給を実施する内容だ。すでに12日には3カ月物で5000億ドルを供給したという。13日には1カ月物と3カ月物で各5000億ドルずつ供給することになっている。

米国債の買い入れも短期債限定から対象を拡大するという。17日からのFOMCを前に実質的な量的緩和政策の復活=QE4を印象付けるシグナルだろう。

同時にFRBは今回の巨額な資金供給を12日の取引時間中に公表した。筆者は、ダウ平均で2万ドル割れを阻止する姿勢がメッセージに盛り込まれているのではないかと見ている。

現在のトランプ政権が発足した2017年1月20日のダウ平均の終値(1万9735ドル)が2万ドル割れに控えている。ダウ平均の2万ドル割れ寸前でFRBが株価の防衛ラインを引き、ダウ平均のフリーフォールに歯止めを掛ける狙いがあると見ている。13日は大規模資金供給の2日目を迎え、FRBの伝統的な神通力が試されることになる。

一方、アメリカ議会ではトランプ政権が要望した新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策の取りまとめが進んでいると報じられている。

アメリカ下院のペロシ議長は13日にもトランプ政権サイドと合意した経済対策の内容を公表するという。まずは、アメリカ議会下院で関連法案の審議が進むのか注目しておきたい。
加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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