欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米株安なら安全通貨買いは縮小

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最新投稿日時:2020/02/18 17:25 - 「欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米株安なら安全通貨買いは縮小」(フィスコ)

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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米株安なら安全通貨買いは縮小

配信元:フィスコ
投稿:2020/02/18 17:25
18日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、リスク回避的な円買いに振れやすい見通し。安全通貨のドルにも買いが見込まれるが、株安となればドルの戻りを抑制しそうだ。

17日は米国がプレジデンツデーに伴う休場で全般的に様子見ムードが広がるなか、中国当局による金融措置で上海総合指数が大幅高となり、市場の不安を緩和。中国株高を受けた欧州株高でクロス円は底堅く推移した。しかし、本日のアジア市場では中国の対応への期待感は続かず、中国株は反落。また、日本国内の新型コロナウイルスの感染拡大で先行きの企業業績の悪化が警戒され、日経平均株価は前日比300円超の大幅安となった。リスク回避的な円買い主導でクロス円は弱含み、ドル・円は一時109円60銭台まで押し下げられた。

この後の海外市場でも中国株安が嫌気され、安全通貨買いの流れは続くだろう。また、今晩発表のドイツZEW景気期待指数が弱いと、域内経済の減速を嫌気したユーロ売りがドルを押し上げる見通し。一方、今晩の米NY連銀製造業景気指数が底堅い内容なら、景気拡大を先取りしたドル買いも見込まれる。半面、アップルは17日、新型ウイルスの影響で1-3月期の売上高が会社予想に到達しないとの見通しを示した。それを受け、時間外取引の米株式先物はマイナス圏で推移。3連休明けの米株式市場が弱含めば、ドル買いを抑制しそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・10-12月ILO失業率(予想:3.8%、9-11月:3.8%)
・19:00 独・2月ZEW景気期待指数(予想:22.0、1月:26.7)
・23:00 米・2月NY連銀製造業景気指数(予想:5.0、1月:4.8)
・24:00 米・2月NAHB住宅市場指数(予想:75、1月:75)
・06:00 米・12月対米証券投資収支(11月:ネット長期有価証券+229億ドル)


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配信元: フィスコ

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