▶︎NY株式市場(12日)ダウ平均は史上最高値が視野に−FRB議長の議会証言は2日目
ヨーロッパ株では、ドイツのDAX指数が、ダウ平均やナスダック指数に続いて史上最高値を連日で更新してきている。
新型肺炎の拡大ペースが鈍くなってきていることが後押ししているようだ。
新型肺炎が収束に向かいつつあるとの認識だ。
12日のアメリカ株式市場でダウ平均は、前日に伸び悩んで取りきれなかった終値ベースの史上最高値(2万9379ドル)を連日で試す展開となる。
パウエルFRB議長は、2日目の議会証言を行う。前日同様に新型肺炎がアメリカ経済に及ぼす影響を見極めるとのスタンスを示すものとみられている。
パウエル議長の議会証言が前日の発言を踏襲する内容に落ち着けば、日中の買いの勢いは続くものとみている。
アメリカ大統領選挙では、ニューハンプシャー州の予備選挙が行われた。
バーニーサンダース候補がブティジェッジ候補を僅かに抑えて勝利した。
この結果、民主党の候補者選びは、サンダース候補とブティジェッジ候補が3月のスーパーチューズデーまで激しく争う構図が続きそうだ。
次戦はネバダ州党員集会(22日)で、月内にはサウスカロライナ州の予備選挙(28日)を残している。
ただ、いずれにしても民主党候補者が、現職のトランプ大統領の存在を脅かすまでには、これまでのところ至っていない状況との認識が根強いようだ。
3月のスーパーチューズデーまでマーケットは静観していくことになるだろう。