オリジン、今期最終を67％下方修正

　オリジン <6513> が2月12日昼(11:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比70.9％減の5億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4.5億円→1.5億円(前期は19億円)に66.7％下方修正し、減益率が76.3％減→92.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.6億円の黒字→2.3億円の赤字(前年同期は5.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比71.0％減の1.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.4％→2.5％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 基地局用電源等でエレクトロニクス事業は堅調だったものの、MDB(Mobile Display Bonder)、真空ソルダリングシステム（VSM）等のメカトロニクス事業、また、装置産業向け等のコンポーネント事業は期初予想を下回り、収益性が悪化したことにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、いずれも当初予想を下回る見込みです。このため 2020 年３月期通期の連結業績予想を上記のとおり修正します。 なお、新型コロナウィルスによる影響は見通せないことから業績予想には加味しておりません。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。