出遅れ大型株の押し目買い注目
【特色】
巨額投資ファンド運営。傘下にソフトバンク、米スプリント、英ARM、持分法に中国アリババ
【投資ポイント】
・12月の高値を超えトレンドは完全に上。
・日経平均は去年の高値水準にあるが、同社株価は去年高値からは約20%下で出遅れ感強い。
以上より、出遅れ大型株の押し目買い注目。
【ファンダメンタルズ】
予想PER(倍) 8.50 (20.81)
実績PBR 1.44倍
予想配当利回り(%) 0.90 (0.90)
時価総額 102,003億円
()は来期予想
<コラム:ソフトバンク戦略のZホールディング(4689) Yahoo!×ZOZO×LINEでPayPayから世界最大のバイナンス(Binance)との戦略的提携模索の狙いの本質とは?>
【現在の国策となっているキャッシュレス時代からの金融革命によるお金の流れを想定】
1.キャッシュレス時代(現金を使わない決済)➡現在の日本(世界的に見ると、浦島太郎くらい遅い。欧州近辺ではキャッシュレス化は100%近い国が多数。中国も首都圏では99%程キャッシュレス化完了)
2.ペイメントレス時代(後決済を行わないP2P決済@AirB&B、Uberなどの個人間先払い取引)➡現在の世界の流行(キャッシュレスの次へどんどん進化中、あらゆる業界の仲介業は不要になっている)
3.今後の市場マネーレス時代(Facebook独自のLibraプロジェクト/ZOZO元社長の前澤氏の発言はここの事を指している)➡2023年~2025年のピークを迎える(暗号資産やポイントなどを使った物々交換市場=トークンエコノミーとも呼ばれる)
以下のコラムの通り、今後スマホ決済などによって売り手と買い手がインターネットで結ばれていけば、
やがて物々交換や知識・労働の提供など、お金を用いない取引が拡大していく。
すなわち、大昔の物々交換のようなお金を使わない決済が急速に膨れ上がって行くと言われている。
ピークは2023年~2025年にも到来するとも言われる。
<キャッシュレスの次は「マネーレス」が到来する>
https://president.jp/articles/-/31561
【この物々交換のトークンエコノミーが浸透して行くと起こる現象(予測)】
●実際のB2B、B2C市場の低下=GDPの低下(お金を使う機会が減る)
●個人が主役の時代となり、好きな事をしててもお金儲けができる時代=ゲームを極めてアカウントを売買するだけで生活できるような時代(ホリエモンの言う、仕事と趣味の境目がなくなってくる時代)
●世界中の人が自由に取引できる時代になると、自国通貨及び通貨を発行する銀行や政府への依存度が低下(個人の集合体で国ができてしまう時代)
●GDP比の債務(=通貨流通量)は変わらないので、債権バブル崩壊を招く危険性が高くなる
●通貨の価値が下がり、現物資産の価値が上がるインフレ現象を招く恐れが大きい時代
とも言える。
➡株式上場企業への影響は? 上場企業の商品を買う実需は減る。
使いまわし(シェアリング)ビジネス/使う時に使うだけ(サブスクリプション)ビジネスや、
次世代型ビジネスモデルを提供するプラットフォーム事業主が急成長するという構図が予想される。
よって、新しい時代に事業転換/業態転換できない企業は取り残されてしまう。
【IT革命と金融革命の市場規模】
IT革命は情報革命で世界中の情報は手に入るようになったが、お金という概念は国家間移動はできなかった。
IT革命の市場規模は数百兆円と言われるが、現在密かに起こっている金融革命は、全てのお金の概念さえも変えるポテンシャルを持っている。
世界の現在の通貨流通量は、約3京円であれば、市場は3京円とも言われ、ITバブルで勝ち組になった企業価値が100兆円(アマゾン/アップルなど)を考えると、
世界の仮想通貨取引所No.1のバイナンスと組む事になれば、今後の市場規模はとてつもなく大きくなる事は言えるでしょう。
ちなみに、バイナンスを褒めるつもりはないが、
現在世界最大の仮想通貨取引所のバイナンスの一日の通貨流通量は10億ドル(1000億円)超で、
2位の米No.1のビットメックスの約6倍~8倍と断トツ1位である。
<一日の売買高比較>
https://www.coingecko.com/ja/%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E6%89%80
本拠地を香港からマルタ(イギリス領土)に移して、イギリスと密接な関係も噂され、暗号通貨の世界に持って行きたいイギリスが国策で後押ししてくる可能性もあると予想される。
また、取引所の手数料が安くなり、売買手数料の25%を買い上げるという事で話題のバイナンスコイン(BNB)の時価総額は約3000億円。
株式に例えると、自社株買いを3ヵ月に1度、定期的に手数料収益に合わせて実施するという設計。
巨大な時価総額であり、今後も伸びると予想されている。
また、バイナンス独自のトークンエコノミー(物々交換)の場も提供されており、そこでヤフーのEC商品やZOZOのファッション商品が物々交換される日も到来するかもしれない。
日本人向けの取引を犬猿しているバイナンスが、ヤフー始めソフトバンクグループが出資するTaoTao取引所と独占契約など結べば、
お互いに、Win-Winでユーザ数や認知度を高める事が可能な為、長期的に見ればとても大きな提携になる可能性がある。(現在協議中だが、そういう戦略的な事を行うと予想される)
収益的には、現在の業績と比較すれば軽微かもしれないが、世界の新しい決済インフラのステップ1~3のTOPを押さえてしまうソフトバンク戦略として、
暗号資産に否定的な人からすると怪訝かもしれないが、将来的には大きく化ける要素が加わったと捉えた方が良さそうです。
バイナンスと提携となれば、時価総額の小さいZホールディングの子会社が世界市場にデビューするキッカケになる可能性から、
全体的に底上げされる可能性があると予想します。
【Zホールディング子会社】 ★…業績インパクド予想
★★(7162)アストマックス…ヤフーのAIファンド運用(世界の投資家のお金を運用する可能性あり得る?) 時価総額 40億円
★(2980)SREホールディングス…不動産市場は世界から資金は集めやすいか? 時価総額約400億円
★★★(3658)イーブックイニシアティブジャパン…日本の電子書籍市場(高シェアの小学館)鈴木名誉会長が創業 時価総額111億円
★★(2491)バリューコマース…アフィリエイト最大手(PayPayモールが世界規模になると市場は世界へ) 時価総額 850億円