20日のマザーズ先物は前日比1.0pt安の874.0ptとなった。なお、高値は881.0pt、安値は871.0pt、取引高は1623枚。本日のマザーズ先物は、昨日までの流れを引き継いで、東証1部市場がこう着感強まるなか物色を集めていたが、利益確定売りの動きも強く、結局4日ぶりに小反落となった。前日の米国市場では、連日の最高値更新による高値警戒感からNYダウは反落。米議会上院が「香港人権・民主主義法案」を可決したことで米中対立が激化するとの懸念が浮上し、為替が円高基調のなか香港ハンセン指数の下げも重石となり、日経平均は2日続けて100円超の下落となった。こうした中、投資家の物色対象は引き続き中小型株に集まり、とりわけ、新興市場の中でもJASDAQ市場よりも更に出遅れ感のあるマザーズ市場に関心が向かっていた。ただ、高値では利益確定売りもあり、全体を振り返ってみると、マザーズ先物はナイトセッションの間に上下に10.0pt近く動く少々荒い値動きで、日中取引でも上下に10.0pt以上動く展開となった。売買代金上位では、時価総額上位銘柄のメルカリ<4385>やそーせい<4565>が上昇したほか、業績の上方修正をきっかに強い上昇トレンドが続いているレアジョブ<6096>が本日も2ケタ台の上昇となった。
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