決算材料も追い風に株価は大台回復に向けて上値追い
時価総額:6909億円
PER:29.03倍
PBR: 3.04倍
業務用厨房機器の大手で冷凍冷蔵庫、食洗器は他の追随を許さない国内シェアトップ。さらに業務用製氷器では世界で高シェアを誇る。クロスボーダーM&Aを積極化させており、今期はトルコのOzti社を持分法適用の関連会社化が計画されている。海外は米国はじめ欧州・アジア・オセアニアと幅広い国と地域で製造・販売拠点を拡充。
業績面では11/7に第3Q決算を発表、これまでの累計では増収減益であるものの計画線を上回る高進捗を見せている。米州のセグメント利益が前期比で2ケタ減と落ち込みがみられるが、欧州・アジア圏での同利益は前期比22.8%増と着実に業績に寄与していることが窺い知れる。
株価は上記ザラ場中の決算発表が好感されて急反発、100週移動平均線で上値が重くなり始めた抵抗ラインを力強く上放れる動きとなった。需給面が良好で強気の投資家が続々と参戦してきているとみられ出来高も膨らませつつ下値切り上げの動きがみられる。2018年11月以来となる株価節目の10000円超えが期待される。