昨日のドル円は、108.94円で始まると、東京時間は、日経平均の軟調や米長期金利の低下を受け108.64円まで下落。ロンドン時間、「米中両国が協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した」と発表。ドル円は109円台を回復。NY時間、米政府当局者が「米中協議の『第1段階』合意には段階的な関税撤回が含まれる」との見解が示され、NYダウ平均が史上最高値更新、米10年債利回りが上昇し、ドル円は109.48円まで上昇。その後、米中協議の「第1段階」合意のために関税を段階的に撤廃することについて「米政権内には強い反対論があり、まだ決定していない」と報道されると、109.15円まで下押しとなり、109.26円でクローズをむかえた。
米中協議進展で、ドル円新値更新。
米中通商協議が前進。リスクオンで株高・ドル高。テクニカル的には、注目していた109.30円台を一気に上抜け5月以来の高値更新となった。ここからの上値目標としては109.61円(106.48円-109.28円-107.88円からの上値拡張61.8%)あたりとなり、これを突破すると110円に挑戦となる。12月はドル需要が高まる事から、年内上昇基調が続くかもしれない。
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