日本電技、今期経常を20％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も17円増額

　日本電技 <1723> [ＪＱ] が11月1日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は8.9億円の黒字(前年同期は3.7億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→39.5億円(前期は32.3億円)に19.7％上方修正し、増益率が2.1％増→22.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比15.1％減の30.5億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の85円→102円(前期は94円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常損益は10.7億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.7％→15.2％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、予想値を若干上回る見込みです。利益面につきましては、売上高増および利益率改善努力の結果、上記の通りそれぞれ予想値を上回る見込みです。

　当社は、業績に多大な影響を及ぼす事象や新規設備投資計画が無い限り、配当性向を一定に保ち、利益の伸長に見合う配当を通じて、株主の皆様に対し利益還元を行う方針であります。同方針並びに業績予想の修正に伴い、期末配当予想については、75円から92円に修正いたします。