見直し買いの展開。
そのPJ2‐01のRIM3のライセンス契約の実現によっては、事業収益が前期比10倍の10億円に急拡大する期待があるようだ。
国内中堅証券では、そのRIM3に関するパートナー企業との新規提携について、水面下で交渉を行っている模様と契約締結の可能性を示唆している。
これらから21年7月期には、HMGB1ペプチド医薬の承認申請に伴うマイルストーン、RIM3の開発進展によるマイルストーンも見込み、事業収益22億円水準への拡大、事業関連費用や研究開発費用も増額したとしても営業利益5億円の黒字化期待が描かれている。
以後もHMGB1ペプチド医薬の開発進展、RIM3の契約内容次第で黒字体質の定着も可能性ありと期待感は高い。
世界的に競合のない再生誘導医薬への期待感、PJ1-01の塩野義製薬の承認申請が近いと期待できること、ノーベル賞の発表を含め10月の秋の学会シーズンに向けてバイオ関連株は動意づきが多くみられている。
決算発表が嫌気されてしまったことや、マーケットがグロース株からバリュー株に資金がシフトしたこともあり、800円を割り込むところまで売られてしまったが、そこまで下落したことにより需給も改善され、ここのところのバイオ株の盛り上がりから急ピッチで値を戻して来ている。
医療業界において評判も良い企業であるようであり、半値戻しとなった株価の全値戻しとなる展開に期待は持てると考える。