青山商が急反落、ビジネスウェア低調で２０年３月期業績予想を下方修正

　青山商事<8219.T>が急反落し年初来安値を更新している。９日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を２４６６億円から２４５３億円（前期比２．０％減）へ、営業利益を１２０億円から１１３億円（同２２．８％減）へ、最終利益を６８億円から３０億円（同４７．６％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　ビジネスウェア事業及びカジュアル事業が低調に推移したことが要因という。また、子会社イーグルリテイリングによる日本のアメリカンイーグル事業について、米アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ社へ事業譲渡を検討することで基本合意したが、損失が想定よりも増加し、第１四半期に事業整理損失５６億２２００万円を特別損失として計上したことも最終利益を押し下げるとしている。

　なお、同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高５５８億２１００万円（前年同期比４．６％減）、営業利益１２億４７００万円（同５９．８％減）、最終損益４１億５０００万円の赤字（前年同期１７億３００万円の黒字）だった。

出所：minkabuPRESS