調整一巡からの切り返しに期待、内需で低時価総額の銘柄に物色が向かうか
時価総額:29億円
PER:24.50倍
PBR: 2.98倍
人材育成研修事業を国内外で展開しており、法人向けの管理職講座や英会話など生産性向上ニーズの高い分野で収益化している。企業研修市場を安定して上回る成長性の維持と企業ごと、個人ごとにカスタマイズできるソリューションを提供。AI活用による個別最適化も高リピート率につながっている。
業績面においては8/9に中間決算発表を控えており、第1Q決算で赤字着地であったが季節要因ともみられるため、第2Qで前期を大きく上回り赤字幅の拡大分を埋められるかが焦点となる。営業利益ベースで2億円程度が見込めるかどうかだが、売上高では8億円程度は欲しいところ。なお、6/18には自社株買いを実施していることから、業績面における期待度は高まっている。
株価は上記自社株買いの発表後は段階的に上値抵抗を突破する動きがみられており、25日移動平均線をサポートにしながら堅調な推移と言える。大企業でもビジネス英語習得に向けた支援体制を拡充して人材教育・管理職候補育成に力を入れており、海外研修向けのプログラムを拡充。株価反応は限定的ながら材料発表による上昇裏付けともなっており、今後の展開にも期待が持てる。