日米貿易交渉は農産品と牛肉に焦点、米国産牛肉買いで思惑膨らむか
時価総額:1567.41億円
PER:96.38倍
PBR: 5.45倍
外食産業の中堅で焼肉チェーンの『牛角』や『しゃぶしゃぶ温野菜』を運営するレインズインターナショナルをはじめ、『かっぱ寿司』で広域展開するカッパ・クリエイトなどを傘下に持つ。その他、居酒屋チェーンをはじめ幅広い外食ブランドを展開しており、出店も加速。
業績面においては5/9に決算発表を行い、今期は経常+90%超、純利益2.6倍の大幅増益の計画を発表。足元では17日に「飛躍2019-中期経営計画(2019-2021)」を発表しており、海外出店を軸にしたグローバル外食産業へと成長していくことを標榜。M&Aを積極化させて非連続的な成長ドライバーを強化していく。
株価は上記の決算発表前後で大きく売られ水準を落としたが、足元では徐々に回復傾向。主軸のブランド展開と海外事業の拡大で株価底入れ期待が高まる。テクニカルでは週足ボリンジャーバンドで-3σ接近後に反発。直近の日米貿易交渉においては、対中国で農産物の輸出が減退しかねない米国にとっては日本との交渉で農産物および米国産牛肉の輸出額増加を求められるだろうとの観測が出ている。貿易促進から輸入関税が引き下げられれば、コスト低減による業績寄与も期待できそうだ。
11:25追記 大きな動きではないが、着実に下値を切り上げている。後場に25MA上抜けなるか注目。