アイコム、前期経常を27％上方修正、配当も5円増額

　アイコム <6820> が4月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の21.2億円→27億円(前の期は8.7億円)に27.4％上方修正し、増益率が2.4倍→3.1倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.2億円→21億円(前年同期は10億円)に38.1％増額し、増益率が51.3％増→2.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→45円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績予想につきましては、第４四半期における国内の陸上業務用無線通信機器の販売が堅調に推移したことや、営業外で為替差益、持分法による投資益等を計上したことから、営業利益、経常利益、親会社株式に帰属する当期純利益が、いずれも前回予想を上回る見込みです。このため、通期の連結業績予想を修正します。

　　当社は、配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、連結業績の動向、経営環境等を総合的に勘案して決定することとしております。当期の配当予想につきましては、当初期末配当金を１株当たり20円と公表しておりましたが、上記業績予想の修正に伴い、財政状況、業績に対する配当性向などを総合的に勘案した結果、配当予想を５円増配し、期末配当金を一株当たり25円に修正します。（注）上記の業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。