図研、今期経常を12％上方修正・11期ぶり最高益、配当も2円増額

　図研 <6947> が3月11日午前(09:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→29億円(前期は21.1億円)に11.5％上方修正し、増益率が23.0％増→37.2％増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12億円→15億円(前年同期は15.5億円)に24.9％増額し、減益率が22.7％減→3.5％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の24円→26円(前期は22円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期の業績につきましては、顧客企業の設計・製造部門における技術革新の必要性を背景とし、「CR-8000 Design Force」及び「E3.series」等の設計システムや、「DS-CR」等のデータ管理システムを中心に、ソフトウェア及びエンジニアリングサービスの販売が計画を上回る見通しとなりました。これにより売上高と各利益の増加が見込まれるため、平成31年3月期通期の連結業績予想を上記の通り修正いたします。

　　当社は、株主のみなさまへの利益還元を経営上の重要な政策と位置づけており、業績や経営環境等を勘案しつつ、安定的な配当を行うことを基本方針としております。　平成31年3月期の業績予想におきましては、上記のとおり、前期に比べ大幅な増収増益を達成する見通しとなりました。　このような経営状況を勘案のうえ、上記の配当方針に基づき、平成31年3月期の期末配当金につきましては、前回予想より２円増配の１株につき14円とさせていただく予定です。これにより、中間配当金（１株につき12円）を含めました年間の配当金は１株につき26円となります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。