大王紙、今期経常を一転45%減益に下方修正

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最新投稿日時:2019/02/08 12:30 - 「大王紙、今期経常を一転45%減益に下方修正」(株探)

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大王紙、今期経常を一転45%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2019/02/08 12:30
 大王製紙 <3880> が2月8日昼(12:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.0%減の58.5億円に落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の150億円→70億円(前期は127億円)に53.3%下方修正し、一転して45.2%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の82.9億円→2.9億円(前年同期は75.3億円)に96.5%減額し、一転して96.1%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は8.5億円の赤字(前年同期は34.8億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の2.6%→-0.4%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  平成30年5月11日に公表しました平成31年3月期通期の業績予想のセグメント別の営業利益につきましては、11月8日に当社ウェブサイト上の「2019年3月期 第2四半期 決算説明資料」で、紙・板紙事業は洋紙・板紙の価格修正を見込んだことにより45億円から95億円に見直し、ホーム&パーソナルケア事業はティシュー・トイレット等の製造コストがパルプ等の高騰により上昇したこと及び韓国・インドネシアの計画未達を織り込んだことにより120億円から75億円に見直し、営業利益の総額180億円は据え置いていました。 今回の売上高の修正につきましては、11月8日の業績予想に対して、紙・板紙事業では価格修正が概ね計画通りに決着する見通しであるものの、ホーム&パーソナルケア事業で、国内及び海外のベビー用紙おむつの販売計画の未達により100億円減少し5,400億円となる見込みです。営業利益につきましては、第2四半期累計期間では業績予想を上回りましたが、紙・板紙事業では11月以降、古紙価格が想定よりも1割程度高値で推移していることなど原燃料価格が高騰していること、及び物流コストが上昇していること、更には当社主力の三島工場で平成31年1月に発生した火災の影響により一部生産設備の操業を停止したこと等の影響により、セグメント利益は60億円となる見込みです。また、ホーム&パーソナルケア事業では、少子化の進行により想定以上に競争環境が厳しさを増している国内のベビー用紙おむつで販売目標が未達となる見通しであること、及び物流コストの一段の増加に加えパレット輸送や大型倉庫の稼動によるコスト低減効果が来年度にずれ込むこと等の影響により、セグメント利益は40億円となる見込みです。加えて、その他のセグメント利益が機械事業の受注減により10億円下回る見込みであることから、営業利益は80億円減少し100億円となる見込みです。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、営業利益が80億円減少することにより、経常利益は70億円となり、当期純利益は35億円となる見込みです。  なお、業績予想は現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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