引き続き上値が重い状況が続いています
朝方は、NYダウが約2ヶ月ぶりの高値で終わったことからなど投資家心理が改善して高く始まりましたが、その後はトランプ大統領の一般教書演説を前に公表された演説原稿を受けて先物売りから上げ幅を縮小する場面もありました。
売り一巡後は前引けにかけて高値で+127円高の20971円まで上昇しましたが、後場に入ってトヨタが2019年3月期の連結純利益見通しを下方修正したことなどから安値では+16円高の20860円まで上げ幅を縮めました。
またきのう好調な決算を発表したソフトバンクが売りに押されたことも相場の重しとなりました。
東証1部の売買代金は2兆2858億円、騰落銘柄数は値上がり936銘柄、値下がり1106銘柄、日経225採用銘柄では値上がり124銘柄、値下がり98銘柄でした。
日経ジャスダック平均は売買は低水準ながら3日続伸、東証マザーズ指数は4日ぶりに反発しました。
日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが多くなっています。
きのうの高値20981円を前に20971円で上昇が止まったものの、最近下値を支えているボリンジャーバンドの+1σ(今日現在:20808円)を割り込むことなく推移しました。
一方で心理的なフシ目の21000円を前に戻り売り圧力の高まりが意識され、売買代金も膨らんできません。
テクニカル指標も高値圏を示唆するものが増えてきていますので、やはり水準としては利益確定売りを進めるところだと思います。
金曜日のSQ近辺まで上昇があれば目先の天井を打ちやすい状況に変わりはないと思います。