【コラム】サンバイオショック発生か!? マザーズ先物がサンバイオの臨床試験結果の発表を受けて一晩で約10%下落

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最新投稿日時:2019/01/30 08:51 - 「【コラム】サンバイオショック発生か!? マザーズ先物がサンバイオの臨床試験結果の発表を受けて一晩で約10%下落」(藤崎慎也)

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【コラム】サンバイオショック発生か!? マザーズ先物がサンバイオの臨床試験結果の発表を受けて一晩で約10%下落

著者:藤崎慎也
投稿:2019/01/30 08:51

サンバイオショック発生か!? マザーズ先物がサンバイオの臨床試験結果の発表を受けて一晩で約10%下落

サンバイオショックが発生か!?

バイオ/再生医療相場が止まる可能性が高くなってきています。

昨日、サンバイオから再生細胞医薬品「SB623」慢性期脳梗塞を対象にした米国でのフェーズ 2b 臨床試験の解析結果速報が出て、主要評価項目を達成できなかったという解析結果を確認されたとのこと。

これにより、マザーズ先物がサンバイオの臨床試験結果の発表を受けて一晩で約10%下落。

【材料】
<再生細胞医薬品「SB623」慢性期脳梗塞を対象にした米国でのフェーズ2b臨床試験の解析結果>

https://shikiho.jp/files/tdnet/140120190129465442.pdf?Policy=eyJTdGF0ZW1lbnQiOlt7IlJlc291cmNlIjoiaHR0cHM6Ly9zaGlraWhvLmpwL2ZpbGVzL3RkbmV0LyoiLCJDb25kaXRpb24iOnsiRGF0ZUxlc3NUaGFuIjp7IkFXUzpFcG9jaFRpbWUiOjE1Nzc2NjQwMDB9fX1dfQo_&Signature=L2snNu5JVnqZDH5H3rPHbfpKvUeHiSw33iwC6bGOQAR7oFZHVeOWZcXiuvaD7syYe8LbSf0xin5pfVZpw1yHSOpzazYmMPaPHB3Vbv6MsrLrNiqXQkd64ReBdAsJmq-jaCgFdPp0ZoHwmi~G466qF0h6Kly25Feu08kuBanUcQT3Awt7fSTwAtkrsJNoKNuwJhSMbLlBFT5TQCz3Eqwcxg6BCA0A8E0GJ4JvdUFc2-FArLZ-1bhuM-DH5zu3VdxjDhw~vhHfvYtT68ScllrODwwavU7o97Gbwe4LdDzVO9sPXZiq-7mUlYjPzFZdzrpYkiATG~TT62JSbff-X5Q4Jw__&Key-Pair-Id=APKAJM6TKZMAU7EZLKEQ


今年、相場を牽引してきたサンバイオによるマザーズ指数の上昇の終焉の可能性が高まってきましたので、サンバイオの臨給テストにおける、マザーズ指数及び個別株の影響予想を考えてみました。


<マザーズ先物組み入れ銘柄の時価総額と浮動株による組み入れ比率の概算>

去年末のTOP3の組み入れ櫃率は、2018年末時点で約22%

マザーズ指数組み入れの浮動株の合計は約2兆円弱(2018年末)→マザーズ指数は全体で約15%上昇(現在、約2.2兆円規模)


<マザーズ先物組み入れ比率@浮動株調整後>
https://www.jpx.co.jp/derivatives/products/domestic/mothers-futures/index.html

現在のサンバイオ株は、年末から約50%上昇しており、浮動株による時価総額は約3350円(マザーズ指数の約15%)

今回のテスト結果でのサンバイオショックの理論株価は、材料スタート時の2500円~5000円程度と予想できる為、1銘柄で約10%近いマザーズ指数の下落が予想される。

※短期上昇チャートは、売り手しおらず、信用買い残りが多い事から追証などの投げ売りも考えられるので大きな下落になりやすい。

【マザーズ指数組み入れ指数の比率を見てみると】
1位 4592サンバイオ 5800億円→3350億(年末から約50%増) 現在の組み入れ比率:約15%(下落一巡迄下落予想)
2位 4385メルカリ 3270億円→1250億(年末から約20%増) 現在の組み入れ比率:約5%(チャートは戻り売り)
3位 2121ミクシィ 2186億円→1150億(年末から約20%増) 現在の組み入れ比率:約5%弱(チャートは良好)
5位 4565そーせい 700億 バイオ関連→悪材料(売られやすいチャート)
7位 2160 ジーエヌアイ 400億 バイオ関連→悪材料
※今年の相場牽引役のバイオ/再生医療相場の筆頭がサンバイオだったので、バイオ関連全般売りが予想される。

現在、日経マザーズ先物は873Pで終えており、前日961Pで終了(前日比88P安で下落率は-9.5%にも及ぶ大きな下落により新興市場にダメージを与える下落になる事が予想される。)

指数調整のバイオ以外の買い(メルカリ・ミクシィなど)も考えられるが、マザーズ指数は先物売り仕掛けされやすい為、全体の売り転換となる可能性も高いと予想。

マザーズ関連銘柄及び振興市場には注意した方が良い局面となりそうです。
藤崎慎也
フィデリア株式会社 代表取締役 投資助言者
配信元: 達人の予想

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