■1月15日(月)■仕込み場を迎える日本株

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最新投稿日時:2019/01/15 08:47 - 「■1月15日(月)■仕込み場を迎える日本株」(堀篤)

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■1月15日(月)■仕込み場を迎える日本株

著者:堀篤
投稿:2019/01/15 08:47

1月~2月は仕込み時か

■1月~2月は仕込み時か

 今年の相場を占ううえで、重要な時期は、2月中旬から5月末までの期間だ。米中通商構造協議、つまり関税協議の期限が3月1日にあり、さらに、米国債務上限引上げ期限もこの日に来る。これらを乗り切ることで、株式市場は3月以降、大きく上昇するチャンスを得ることができる。
 2つの課題を無事クリアすれば、株式市場は、楽観的な見通しに支配されるだろう。さらに、3月5日からの全人代で、習近平氏は、中国経済の再浮上を打ちだし、市場の不安を打ち消そうとするはずだ。
日本でも、4月1日の新元号発表、5月中旬にかけての決算発表、6月の景気対策と、重要日程が続く。そういったことから考えると、2月半ばまでの1か月間は、株式の仕込みを、十分な時間をかけて検討したい時期となる。


■リスクには過敏でも良い

もちろん、リスクもある。トランプ氏は、昨年は日米間の貿易不均衡について、為替調整での解決を検討しているような発言をしている。もし米国がドル切り下げ策を打ち出すようなら、東京市場は、低迷するだろう。FRBの利上げペースを弱めるのと同時であれば、この策は打ち出しやすい面もある。
さらに、FRBが金融政策のコメントを間違えば、米国市場にもリスクが高まる。米国景気の減速や欧州景気の足踏みは、すでに既成事実となりつつある。まだ米国の景況感は数値面では強いが、減税効果の剥落や貿易問題の影響などは、まだこれから現れるだろう。世界最大の産油国となった米国には、原油価格の下落リスクもまた、大きな影響を与える事象となっている。これらのリスクには注意が必要だ。


■日本株は海外と差を詰めるチャンス

長らく海外市場に出遅れてきた日本株は、その差を埋めるには良い年だ。米国、EU、中国は実質GDP成長率が前年よりも低下するのはまず間違いないだろうが、日本は、唯一、プラスとする余力を持っている。また、企業業績も、他国よりも強い。消費税増税に対する駆け込みと、増税対策の経済政策、東京五輪への特殊需要など、企業業績を高める材料は多い。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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